2022年6月30日、翌7月1日にグランドオープンする治療支援型ホテル「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」に、国立がん研究センター東病院よりご招待をいただき、当社代表取締役・楊楊が、素晴らしい施設の内外をあらためて拝見してまいりました。
このホテルは、日本各地から国立がん研究センター東病院へ治療に訪れる患者様とそのご家族が日ごとに増加している現状を受け、宿泊場所の不足を解決すべく計画から3年余りの時間をかけて、国立がん研東病院の敷地内に建設されたものです。
ホテルは日本国内のみならず海外からの患者様のご利用も視野に入れており、外国からいらっしゃる方々が困難を抱えがちな食事や生活面での課題についても、設計の初期段階から考慮されてきました。
当社も長年にわたり国立がん研東病院と信頼関係を築いてきた国際医療コーディネーターとして、スタートの段階からさまざまなご提案をさせていただきました。ホテルに設けられた145部屋のうち7部屋については家庭的なデザインが採用され、滞在するお客様は簡易キッチンで自炊をすることもできます。さらに室内に電子レンジや洗濯機も置かれ、フェニックステレビ(鳳凰衛視)等の中国語の衛星放送も導入されるに至りました。
診察室に直結している客室もあり、専門医やスタッフが必要に応じて患者様やご家族のもとへ足を運んでくださるそうです。
また患者様の心情にも細やかな配慮がなされ、入院・リハビリテーション期間中の生活が無味乾燥なものにならないように、お金をかけずにリラックスしたり散歩をしたりすることができる、周囲の自然環境を活かした散策コースも準備中とのことでした。
そのほかにも非接触型エレベーターやバリアフリー通路、さまざまな小型ウェアラブル検査機器、車いすに乗ったまま衣服を掛けられるクローゼット、栄養を補うと同時に治療で口にできない食品は避ける等、それぞれの体調に合わせたメニューを提供できるレストラン、ロボットによる自動ルームサービス、24時間常駐のケアスタッフ等々、患者様やご家族の生活を支援するための気配りが随所に見受けられました。
患者様やご家族が最も気にされる費用面でも、驚くべきことに、スイートルームについては若干高めではあるものの、総じて良心的な価格設定となっています。現在のような円安の状況下であれば、外国人患者様であればおそらく受け入れられる価格帯であり、コストパフォーマンスは非常に高いといえるでしょう。
世界最先端ともいうべき国立がん研究センターの医療技術と、連携ホテルによるヒューマンケアが融合した時、どのような化学反応が起きるのか。国立がん研究センター東病院連携ホテル「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」の今後に、期待が高まるばかりです。